2002.09.04

民主党・社民党・連合 長野県知事戦で見えたもの

現在民主党の党首選挙が進行中。鳩山、菅、野田、横路。うーん、でもなんか白けてしまいます。
だってね、長野知事選挙で田中康夫の「脱ダム」「山に植林」っていうのは、民主党の「緑のダム構想」
そのものみたいなのに、なんで反田中の長谷川支持にまわったんでしょうね?
って思っていたら、なんだか羽田関係がうんぬんされていました。

田中康夫が追及しそうになってきたオリンピック招致に関わるお金の問題は、帳簿を焼いちゃうとかいう
とんでもない証拠隠蔽工作が行われたのですが、これがひっかかっているらしいです。
国会議員にも火の粉が飛んでくるから阻止したかったらしいです。でも、長野県民はちゃんと見ている。
だって知事戦と同時に行われた県議会議員の補欠選挙で、羽田氏の息子の秘書という人を蹴落として
共産党が当選していました! みんなちゃんと見ているんだ。
この間の田中康夫県政で今まで見えなかったものが見えるようになってきたって、長野の知人が言って
ました。

しかし、自分達の党の公約と一致しても応援できなかった民主党の本質がみえましたね。
こんな党が自民党を倒せるのだろうか?? 変わって、違った政治ができるのだろうか??
長野ただ一人の県会議員のこの問題に関する言い訳がここにでています。 納得できないけど。

さらにさらに、訳のわからないことを言っているのが社民党。
田中知事不信任決議の時は退席して、議決に参加しなかったから県政会とは立場違うとか、、、。
でもね、個々人に問い合わせがあれば「長谷川支持」というということだったんです。
党中央に聞いたら、「もごもごもご」だったらしいですが。 もっとも長良川河口堰を造る最終GOサインを
出したのは社民党の大臣様でしたからこういう結果になってもびっくりはしませんが。
長谷川支持を打ち出した連合の代表は中国に逃げていってしまって、ご自分の責任を述べられることも
無かった。これには、県議たちもびっくりだったらしいです。

社民党も連合も既存の利権に絡んでしまって、本当に市民の、県民の、労働者のための方針をだせな
い組織になってしまっているのです。 期待しないけどなさけない。

候補者がどの政党の応援も喜ばなかった。だから関わらなかったという言い分もあるでしょう。
でも、それだけ、みんなから期待もされていないということだし、野党といわれる政党はどこも地方の
現場でも通用する現場に根付いた政策を持っていないということなのです。

自民党のこれまでの官、業と癒着した政治は、絶対に変えていかないといけない。
だから、同じように癒着している部分にもNOといいながら、自立した市民(投票者)として、一つ一つを
見ていかなければ、次の時代を開けない。


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