2003/11/19
PlasticTree“シロクロニクル”@渋谷AX







前から「19・20日は定時で帰ります!」と前振りしておいたものの、いきなり今週締め切りの仕事がどーんと入って、青ざめつつ必死こいて取りかかり、1日目だし定刻スタートはしないだろうとの予測のもと、とりあえずキリの良いところまで30分ほど残業して渋谷にダッシュしました。数少ない気持ちを理解してくれる社員さん(SMAPファン)と廊下で会い「まだいて大丈夫なの?」と心配いただきつつ。

会場入ったらかなり人がいっぱいでびっくりしました(笑)。AXでこんなきゅーきゅーなの見たことない。
わたわたと入ってほとんど壁際のような後ろで落ち着き、ジャケット脱いだあたりで客電が落ち、荷物置く場所もなかったので、ライブ中ずーっと鞄を抱えてました。やりにくかった…
ステージに薄い幕がかけられて、そこに、あれ何て言うんでしょう、テレビで夜中に番組やってない時(もしくは「しばらくお待ちください」の時)とかに表示されるカラフルな画面あるじゃないですか。あれが全面に映されてました。SEはテクノっぽかったんですが、タイムリーにクラフトワークの新作とかだったら笑えるなあ、と。(買おうか迷ってる)

しかし人が多くて後ろだったせいであんまりステージ見えませんでした。
最初にメンバー出て来たのも見えなかったもん。辛うじて誰かの頭か、高い位置のぶっちくんが見える程度。全員、モノクロで統一したと思われる衣装でした。いつも思いますがリズム隊はきっちり着込んでて、暑くないのかしらん。


アルバムと同じくイロゴトでスタートしました。確か幕はかかったまま。次のナショナルキッドで幕が開いたと思う。この曲発売前のキングダムでやってて、いきなりライブで聴くと戸惑う曲だったんですけれど(苦笑)知ってて聴いたら楽しかった。
4曲目くらいで幕が再び下りて理科室。オープニングぽい曲なので、間に挟まれると違和感があるなーとちょっと思いました。幕全体にサイケデリックなマーブル模様が映され、三半規管の弱い私は気を抜くと酔いそうでした。そのまま次の蒼い鳥に入り、ブレイクの「きっと〜」を合図にしゅるしゅると幕が上がって…微妙な演出でした正直。でっかいスクリーンがあり、曲ごとに映像や文字が映される演出でした(ない曲もありましたが)。友達の間では賛否両論ですが、私は別にあれはあれで良いと思う。
この日は、ぶっちくんがドラムやたらと走ってまして。ドラムってモタるよりは走る方がいい、とされてるらしいんですが、そりゃーねえだろうってくらいのヒドい暴走っぷりでした。グライダーの時なんて、竜太朗くん「グライダ」で止まってたもん…。でも水色ガールフレンドはドラムに釘付けでしたが。すごいよあれ。
しかし中盤の秘密のカーニバルで、いきなりメンバーのコスプレ映像が映され、今回のパンフ写真の撮影風景だったんですが、知らなかった私は「何じゃあこれ!」と気になって気になってステージ全然見れませんでした(笑)。3パターンあって、ロンドンパンク(あまり違和感なし)とインダストリアルビジュアルロック(て言うか、まんまマリリンマンソン(しかも初期)リーダーはゴスロリ)とヒップホップ(これが一番笑った。明くんがボーカルで違和感無し!DJぶっちは誰か解んなかった)でもこの曲、音源だとあんまり面白くなかったんですがライブは楽しかったかな。
それと何の曲だったか、ソロ弾きながら客席に向かって会話してました。「え?あーそう」みたいな口の動きしてた。すごい人だ。
後半になってエーテルノートがあったんですが、竜太朗くんがモンキーダンスの振りをして当然客席もそうなり…合ってないよ、とちょっと嫌でした。前からそうでしたっけ?で、エンディングの歌詞が「ずっと僕のそばにいてね」になっていて(歌詞カードに載ってない部分で変化するのです)、その後ステージ上をぐるぐる回りながら「ずっとずっとずっと」と延々言い「ずっと張り続けてたバリア」と、バリアがスタート。Bメロの部分の歌詞がずっとスクリーンに流れてて、歌詞だけどその部分は単語の羅列で、その後アルバムのジャケット絵が映ったので、これが核の曲なのかな、と思いました。(インタビューとか読んでないんで)しかし…私アルバムの中でもこれ大好きな曲で、ライブでもかっこいーと思ったんですが、実際ノリにくい曲でした(苦笑)。聴くしかない感じ。
そこからアルバムと同じく、最後の最終電車へ。これは逆にアルバムの中でも苦手な曲で、曲と言うかアレンジがつまんなくてしかも歌詞がべたべたラブソングなのがえーっと思った曲なんですが、やる前に竜太朗くんが「帰る時、皆の心にこの曲が鳴っていたらこれ幸い、おやすみなさい」と言ってくれまして。歌詞が全部ゆっくりと写し出されて、実は歌詞をちゃんと読んだのですが(読めよ…)ストレートなラブソングだけど、これを私たち皆に向けて言ってくれてるのかな、と解釈したらそんなに悪くないか、と思い直しました。希望的観測かもしれませんけれど。(友達は「恋をしてる人にしか書けない歌詞だ」と言い確かにそうも思うが)
穏やかに本編は終わり、ぺこりとおじぎをして、拍手に送られて去って行きました。
…プラだなあ、と思いました。なんだかんだと。


アンコール1ツメタイヒカリ。私この曲のギターソロが大好きで(特に前半」うっとりしました。でも次にやったのがエンジェルダストでして…プラの中で最も苦手な曲がきてしまい、がっくりしました(苦笑)。友達にも「あーあ佐山気の毒に」と言われる始末。

アンコール2、最初にリーダーが登場。この日リーダーいっぱい喋ってた。で、ぶっちくんが出てからか出る前かドラムをたんたん叩いてました。
それから明くんが登場し、何となく絶望の丘のイントロをちょろりと弾いたらリーダーも合わせてぶっちくんも合わせ、当然客が喜ぶからそのまま1番まるまる演奏したんですよ。そこで止めたかったみたいですが客が納得せず、もう一回やり初めて客全員で大合唱。演奏はあくまで軽ーく。何だったんだあれ。しかもその後出てきた竜太朗くんがぼそっとアカペラでサビを歌いはじめ、またサビだけ演奏。…そんな中途半端なのをやるんだったらちゃんと普通にやって欲しかったです。本人たちもそんなつもりなかっただろうけど。
しかも1曲目がバカになったのにで、もーやらんでいいよーとまたがっくり(苦笑)。面白くないんだもん(でも余計に明くんギターうまいなーと思わせられる)でも盛り上がるんですよねえ…
オーラスはサイコガーデンでした。いつも気付けば竜太朗くんの口紅がはみ出てるんですが、この日も知らん間にはみ出てた。ちゃんと見てないのかな私。


MCで覚えてるところ
竜太朗「雨上がりは何色ですかー」(客に水色と言わせて曲に入る)
竜太朗「明日もライブあります。場所は東京都渋谷。て言うか、ここです。僕らは今日ここに泊まります。メイクに15時間くらいかかるんで」
竜太朗「来月も渋谷でライブがあります。来て下さい。来ないと死にます。狐にやられます。…リーダーお願いします」(まとまらなかったらしい)
正「狐は恐いぞー」

ジャンプをした時皆が決めてくれずひとりぼっちだった後
竜太朗「こんな公衆の面前で辱めを!

オーラス、指を立てて「しー」とした後マイクなしで
竜太朗「また明日」


やたらめったらまた明日来てねと連発するメンバーに、そんなにチケット売れてないのかいと不安になったりもしました(苦笑)。だって平日に追加されてもなあ。
終了後、すぐに出れたので物販に走り即パンフ購入しました。ペンも実はちょっと欲しかったりも(でもあの猫は使い回しですな。良い出来ですから)
まあまあ楽しかったよなーと思いながら、絶対明日の方が良いはずと思い、友達と一瞬会ったものの翌日に備えてとっとと帰りました。



up 2003.11.24