2003/01/25
PlasticTree Lens freaks a Go Go@中野サンプラザ2日目・ツアー最終日






2日目だからオンタイムで始まるだろうと予想して、早めに着くようにと思ったんですが中央線が遅れてまして、焦りました。周りのプラ風味の子もみんな焦ってたなあ。何とか間に合いました。

10分押しくらいでライブスタート。服装は昨日と同じ、リーダーのみアンコールで着てた黒タートル。 席は下手側の10列目くらい。またしてもリーダーの前。嬉しい(笑)。
…昨日と記憶が被ってたりして感想がない曲もありますがご了承願います(汗)。



理科室…のっけからドラムのキレが違い「今日いいぞ!」とガッツポーズした私。いやもー全然違いました。
割れた窓…キレが違ったおかげでえーらーいカッコ良かった曲。音源欲しいくらい。

MC「(手を伸ばして)ねえ」客「(ざわざわ)…ねえ?」
笑いが起こった。何ちゅー挨拶だ…

ロケット…昨日に増してかっこ良かったです。あーもう大丈夫だーって思えました。
ペットショップ…映像のタイミングが、前日の方が曲に合ってました(笑)。
ブランコから…「ぜんまい仕掛けの〜」のところで竜太朗くんいつも指をくるくる回すんですが、この日はいきなりピエロのHUMAN GATEの人形のところのフリをやって、爆笑してしまいました(…けど、あれ元ネタはもっと昔のバンドであるんですよね。よく知らないんですけど)。でも私は見た瞬間「ピエロやん!」ってしか思えなかったので(苦笑)。

MC「吐き出すことが苦痛になってもずっと傍にいたいと思います」
…竜太朗くんはぼそりとこういうことを言って曲に行くという、心に沁みる流れがあるのですが、この後明くんが思いっきりアルペジオをミスってぶち壊し(苦笑)。けど誤魔化したり笑って繋げたりできる雰囲気でもなかったので、苦笑してすぐ繋げました。

蒼い鳥…先のMCと繋げて聴くと意味深な感じでした。これの前のシングルが、「吐き出したけど意味なんてなかった」と唄う「散リユク僕ラ」だったことを思っても。…でもそんなこと関係なくても、沁みる曲です。単純にいい曲。
プラネタリウム…イントロで「わーっ」と歓声、私も悲鳴。聴けると思ってなかった聴きたかった曲でした。映像は惑星だか彗星だか。でも竜太朗くん何だかすごく鬼気迫る感じで「嘘みたいな〜」のあたり、ずっと身体ごと横を向いて上を見上げて唄って、何度も「届かない」って繰り返してました。すごい雰囲気で、あんなプラネタリウム初めてだったかもしれません。苦しくて切なくて、聴いてて泣きそうだった。
ベランダ.…打って変わって、打ち込みのやたら可愛いアレンジ。ぶっちくんバージョン初めて聴きましたが、ドラムが複雑になってました(笑)。原曲はオカズ皆無のすごいシンプルなドラムなので…
懺悔は浴室で…途中竜太朗くんが明くんをとっつかまえてずーっと頬を寄せて唄ってたんですが、明くんが明らかに嫌そうな顔をしてて正直者ーって思いました(笑)。
散リユク僕ラ…腰抜かすくらいかっこ良かった…。けどコーラスの最後で最近明くんがすっごいシャウトをするのですが、自分でもそりゃないだろうって思ったのか、笑ってました。

MC
確かこのあたりで何だかエロいこと言ってたような。
最近、エロい内容をよく言うんですけど、竜太朗くんが言うと洒落になんない感じで本気でヤバいんでちょっと…笑えない、というか、本気でアングラ臭いので…
確か「僕らを視姦してください、僕らもします、ぐちゃぐちゃにします」みたいなことを(苦笑)。…ね、ヤバいでしょう。キリトとは何かが違う…

グライダー…やたら竜太朗くんがギター弾きまくってたような。
スライド.…相変わらず速いんですが、ぶっちくんも「やりすぎた!」と思ったようで、リーダーに向かって笑ってました。
May Day…これも速かった。けどすごい楽しくて、自然に身体が動く感じでし
サイコガーデン…覚えてない(苦笑)。跳ねてた記憶はある。

MC「たまには雨もいいと思います」

雨ニ唄エバ…雨が降りしきる映像のなか、やさしく本編が終わりました。

アンコール1
hello…歌詞が全部映し出されて、意図をいろいろ考えてしまいました。世界とかは3月5日とか空白の日とか近い感じがするんですが、「君の名前を呼んだ」とやさしく繰り返す竜太朗くんの声を聴いて、もうちょっとこう、前へ進んだものを感じるんですが。
ツメタイヒカリ…きっちりとした「美しい世界」を感じました。

アンコール2
赤い靴…お、覚えてない…印象薄いみたいですこの曲。
千葉市、若葉区、6時30分。…「中野ー今だけ千葉市にするよー」とか何とか。でも今迄で一番良い出来だったと。竜太朗くんの、跳べ、のジェスチャーに何も考えず自然に跳ねれる。しかし昨日は気付かなかったんですが、高速で映し出される文字の真ん中に「GO! GO!」と出て、妙に可愛くて笑いました。

MC「いつまでも忘れたくないからこの曲をやります、3月5日。

3月5日。…もう何て言っていいのか。すごいものを見せてもらった感じ。どうしようもなく苦しくて辛くてかっこ良い景色を見ました。エンディングが鳴り響く中、唄い終わってぺたんと座り込んで天を仰いでいた竜太朗くんも、狂ったようなギターをかき鳴らしていた明くんも、身体を曲げて苦しいうねりを響かせていた正くんも、大暴れとしか言い様のない動きででも揺るぎないリズムを叩き付けていたぶっちくんも、全てがすごかったとしか言えない。10分以上も続いたものすごく長いエンディングが、一瞬だったようにも永遠のようにも感じました。元々すごく辛い曲ですし、苦しくて苦しくて、泣きながらでも離れられない感じでした。

この後出て来た明くんが「最後の最後に15分もやってごめんなさい、飽きたよね」て言ってたんですが、ちょっと…客に失礼かなって思っちゃいました(苦笑)。私らがあれをちゃんと感動出来ないくらいのリスナーとしか思ってないんかい?って。失敬な!って。

アンコール3
クリーム…銀テープが飛んだんですが、気付いたら明くんが絡まってステージで倒れてギター弾いてて(笑)。てっきりすっ転んだと思いきや、どうやら明くん特効の前に立っちゃって直撃喰らったらしいです。後で「足よりケツが痛え!」って叫んでました。そして私たちの前あたりで、一瞬竜太朗くんが明くんの頬にちゅ、とする、可愛らしいキスシーンがありました。この時の明くんは別段嫌がってなかったな(笑)。来やがれ!みたいな。


あとMCで覚えてるところ
明「(骨に向かって)新メンバーの長谷川正くんです」
正「同じ名前だね(さらりと)」

正「前のツアーあたりから人のこと骨骨骨骨言いやがって!

竜太朗「今日は本当変な日だったけど、すごく悲しくなったりすごく嬉しくなったりしたけど、いいライブができたかなって」
この日何だか竜太朗くん妙なテンションで、しょっちゅうぐるぐる回ったりキレ気味で。マイクシールドを首に巻いて銜えてマイクをだらーんと垂らしたりも(一瞬だったけど)。

竜太朗「ここで打ち上げしたいね」←とても楽しかったようです。
竜太朗「集団お見合いみたいで」
正(明だったかも)「集団すぎるだろう!」


そしてこの日も「Lens freaks a!」「Go!Go!」の掛け合いがあって、ぶっちくんコールも起きたんですが、ぶっちくんが胸を押さえて竜太朗くんにジェスチャーで示して、竜太朗くんが頷いて自分が受けて終わらせる、てシーンがあったのです。そして最後にステージ上を挨拶して回ってるあたりでぶっちくんが「みんな、倒れないようにね。辛いぞー!」と言いまして、昨日調子悪かったのかな?と思いました。それならライブの出来の差も開演が押したのも全部辻褄が合うけど?って。…真相はどうか知りませんが。

そして「春ツアー決定しました!」との発表がありました。でも日程聞かれて「言えません。ほら僕にも事情ってものが」とか言ってました。言えないのか単に覚えてないのか微妙(笑)。しかしツアー最終日に次のツアー発表って、カスケードみたい(いっつもそうだったんで…)


とにかく楽しかったし、良かったです。NHKも一番良かった!って思いましたが、それ超えたかも。
自然に身体が動いて、どっか連れてってもらった感じで、すごく感動的な景色を見せてもらって涙が出て、見れて良かった、好きで良かった、と思うライブ。
メンバーチェンジ後、やっぱり前のたかちゃんがすごく感情豊かなドラムだったから、その辺の曲がどう変わっちゃうか不安で、前のツアーまではやっぱりそれがまだこなせてない感じだったんですけれど、どんどんOKになっていってる感じがしました。ちゃんと消化して、今のプラになっている感じ。






確かに、前の、あのPlasticTreeは無くなってしまったのだけれど、今存在するPlasticTreeがとても素敵で、今、大切な存在になって。…違うところで、大切な存在で。
過去を忘れるということじゃなくて。捕われてるままでもなくて。

心の、全然違うところで、同時に大切だなあって思えて。

たかちゃんがいなくなって、プラが無くなっちゃうって悲しんだ、その時には思いもしなかったような、奇跡のような状態に今、辿り付けたのかなって、思えました。



そう考えると。やっぱりたかちゃん、本当にプラが好きで、プラのこと考えてて、プラを解ってたんだなあと思います。だって、ぶっちくん連れて来たの、たかちゃんなんだもん。普通あり得ないですよ?辞める際に後任を紹介するなんて。…もう。たかちゃんてば(泣)。この日も見に来てたらしいし。



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