2003/05/10
PlasticTree Bleach School@Zepp東京






今回も知合いのメモってくれた曲順を書きます。
アンコール2、を書き損ねた!と言ってましたが私が覚えていたので。


1. 幻燈機械
2. May Day
3. 本当の嘘
4. 絶望の丘
5. Sink
6. 睡眠薬
7. トランスオレンジ
8. 懺悔は浴室で
9. 少女狂想
10. Bloom
11. 理科室
12. グライダー
13. エーテルノート
14. サイコガーデン
15. リセット
16. サーカス


EN1. ガーベラ
RN2. バカになったのに
EN3. 空白の日


EN4. エンジェルダスト
EN5. クリーム





上手の、真ん中あたりの柵の前に陣取りました。たいして押されもせず余裕だな、と思っていたんですが、気付いたら柵の入り口が封鎖されてて、あーそれで人が増えないんだーと納得しました。ゼップって後から入ってもやりたい放題だった気がするんですが。それは大阪だけか?
だいたい10分押しくらい?で開始。ステージに薄い幕が貼られていたんですが、そこにその日の楽屋で撮ったであろう風景やコメントが写し出されました。…何か、ライブ自体がラフになったなあって印象。作り込んだりする世界ではない、印象。
メンバー出てきたら、さすがに全員が見える位置ではなかったため、人の頭をよけつつ竜太朗くんに標準を合せました。…目の前なのに明くんは切り捨て(すまん)。
竜太朗くんは白のしゃらっとした生地のカットソーとチェックのスカート付パンツ、よく見えなかったけど白っぽいブーツ。メイクも良い感じでとても美人でした。髪が伸びててフォルムが丸くて、可愛かった。リーダーは白シャツに黒ネクタイ、新ベースだったけどよく見えず(苦笑)。明くんは白のタンクトップで刺青全開で相変わらず男らしかったです。ぶっちくんは白パーカー+半袖黒シャツの重ね着、だったと思う…この人ドラムで絶対暑いと思うのに、いつも重ね着です。


幕を貼ったまま幻燈機械がスタート。効果音ぽかったSEがだんだんイントロのシンセ音に変わって、本気でびっくりした私(笑)。すんげー久々だったから…まさかこの曲で来るたあ、て。幕の向こうでメンバーが演奏してて、幕にスライドが写し出される演出がありました。ソロでは明くんのシルエットがでっかく浮かび上がってて雰囲気ありましたが、演出らしい演出があったのはこれと、シャボン玉が飛んだSinkくらい(ブレイクの時の青い照明にも映えて、とても綺麗でした)。あとは至ってシンプルなステージでした。


しかし次のMay Day(早めにやるなあと思った。いつもここらでブランコからがきて、May Dayは最後あたりのイメージが)、本当の嘘(これもびっくりした。前のツアーで2曲目が割れた窓だったのと同じくらいたまげた)ときたあたりまでは、わーいと純粋に楽しんだんですが、MC挟んで次の絶望の丘あたりから、あれー、と雲行きが怪しくなってちょっとどんよりしてまして。選曲は昔の曲が多くて、それについては単純に驚いたり喜んだりしていたんですけれど、すごく良くて楽しい曲もあれば、あれ?て首を傾げてしまう曲もあり。
多分、決して悪かったとかじゃなかったと思うんですよ。初プラだった友達もいて、その人は楽しかったみたいですし。なのに、もやもやするなあ…と思って考えたんですけど、思うに、前回・前々回のツアーなどはトロイメライ中心なのとライブ定番曲が多かったのとで、「最初から“新バンド”の曲として提示された曲」と「ライブでやり続けてて色んな表情を知ってる曲」ばかりだったんで、新生プラではあるものの、ああ、こう変わったのね、これもいいじゃん、と受け入れることができたんですよ。だけどこの日はとっても古い曲、やってない曲が多かったので、その曲に対するイメージとかが固まってたぶん、「変わっちゃった」現実に急に直面して、それが何曲も何曲も示されて、受け止めきれなかったのかと、そう思います。この曲はこんなんじゃない!って気持ちになってしまったりして。
ドラム1人が変わったことによって、ここまで変化するんだ、ということにまた直面した感じでした。


かっこいい曲ももちろんあって。早い曲は本当、ぶっち!て感じで、彼のスタイルにとても合ってると思えるんですが、いかんせん、プラの持ち味の一つであるエモーショナルなミドルテンポの曲がどうにも着いて来れてない感じ。もちろん技術が、とかでなく(苦笑)、メンタルな部分の問題かなと思うんですけれど。でも、睡眠薬(やってくれるだけで嬉しい、て部分もあるが)は良かったし空白の日(最後、彼がフロアタムを2回くらいスティック折ったりぶっ飛ばしたりしながらぱーん、ぱーん、と叩き付けて終わって、ぞくぞくした)は素晴らしい出来だったのですよね。前回の3月5日も良かったし、重い曲の方がいいのかもしれん…
それにしても、Bloomは変化しすぎてて全く違う曲になってて、善し悪しの判断もつけられない位でした(苦笑)。
でも私、前からトランスオレンジのドラムはぶっちくんに合うんじゃないかなーと密かに思ってたので、聴けて確認した感じでした。ベランダに近い、神経質に刻む世界を感じているので。あと、きっとやるに違いないと思ってたエーテルノートも、良かったです。


リセットがあったので、これで本編終わるかと思ったのに更にサーカスがあってちょっとびっくりしました。幻燈機械で始まってサーカスで終わり、て…本当に中期のライブみたい…


アンコールバカになったのにが聴けましたが、竜太朗くんが黒のフライングVを持って、それだけで大爆笑でした。なんて似合わないんだ!
曲は…正直に言います、「今回はリリースが近いし仕方ないでしょうけれど、2度とやらなくていいです」。…一回だけなら笑って済ませることもできるかな、って…カバーだしなーみたいに、好意的に見れると言うか…間奏でリーダーが「バカー!!」て叫んだのには笑い転げましたけどね。


2回目のアンコール、明くんがドラムをお遊びで叩いたんですが、ぶっちくんに「うまくなったね」と言われてました(笑)。…いいけどぶっちくん、思いのほか低ーい声なんですねえ。
しかしエンジェルダストは、プラの曲の中で私が一番苦手な曲だったりするんですが、ライブはまだ聴けました。苦手、ですけど(苦笑)。
オーラスクリームで、竜太朗くんがバズーカでテープをぶっぱなしまして。そんな飛び道具を持つひとではなかったので、びびった。でっかい風船がいっぱい出て来たのもびびったし、正直いらないと思った…


あとMCで覚えてるところ
竜太朗「わくわくMCランドです」
竜太朗「MC奇想天外」(共にテレビネタですな…)
竜太朗「フジテレビの玉が落ちるくらい暴れてください」
竜太朗「話すこと本当にないので」(本気でなさそうだった)


この日のMCはあんまり印象にない…
リーダーが「うちらMCが弱いのでこんなもの作ってみました」とタオルで人形作って喋らせたりしてましたが、逆効果なよーな…でも、オーケンのブースカみたいだなーと思ってたら、リーダーも「ブースカと被る」って言ったので笑いました。


それとけっこう前半、竜太朗くんが明くんの耳をかぷーってしました。多分。
あと、明くんがぶっちくんのドラムセットのすぐ後ろで絡む勢いで弾いてて、ぶっちくんが迷惑そうに苦笑してたのに笑った。



総評として、とても複雑で、ちょっと物足りなかったライブでした。
あと一曲くらい聞きたいかな、と思った。クリームが始まった時、えーこれで終わりー?みたいに思っちゃったから。楽しくはありましたが。
買わないつもりだったパンフレットもやっぱり買っちゃったんですが、制服姿のメンバーが思いのほか可愛くて面白かったです。ジャポニカ学習帳(笑)風のデザインで。ぶっち&竜太朗の自転車二人乗りに爆笑してしまった…あり得ねー!って。





たかちゃんは、この日のライブを見てどうおもったのかな。





up 2003.05.30