2003.10.28

2004/来シーズンをめざして

2003.10.27の日本シリーズ最終戦を見ながら、5戦までのドキドキ感がなく、もう2点取られたときから
すっかりダイエー優勝と決めてみていたまみっちです。 6戦を勝てなければ無理と思っていました。
今期の日本シリーズ、内弁慶シリーズと言われますが、テーブルスコアを見ていると、タイガースが勝っ
た甲子園の試合でさえ、ダイエーの方が打線が繋がっていました。甲子園で勝てたのはほんとうにファ
ンの応援の力、「10人目の選手どころか、15人力のファン」というだんなさまの言葉にうなづきました。
やはり、現時点ではダイエーの力が上であったことは間違いないと思います。
でも、タイガース、負けてよかったのかも。だって、日本一にはまだまだ力不足と言うことがわかったから
オフシーズンに浮かれることなく、来シーズンに向かって厳しく自己管理して行ってくれるんじゃないかな。

シーズン優勝も前半の力に比べて、後半の力はやや息切れ。落ちてきていましたよね。
このまま、セリーグ一番に甘んじることなく、来年の日本一を目指してがんばってほしい!

星野監督が正式に辞任を表明し、次期監督に岡田氏が就任することになりました。
コーチの陣容がどのようになるのかわかりませんが、今年、戦い抜いた虎戦士たちタイガースの選手たち
は、自分たちが戦っている主体なのだ、自分たちの力がないと前進はできないということを、しっかり胸に
好きな野球でお金をもらって、ファンと共に喜びを分かち合うために精進してください。

金本選手は敢闘賞をもらいましたが、その後のコメントに
「力のなさを痛感した。精神力、技術、体力も」と言っています。きっと心の中で、もっと強くならなければと
いっそうの精進を誓ったと思っています。
「(阪神に)呼んでもらって、あんまり力になれんかった。最後に胴上げすることもできんかった。悔いの方
が多い」。とも言っています。今期シーズン中のお立ち台10回(チーム2位)なのに、、。
でも、こういうふうに反省して、前へ前へと進もうとする金本選手を信頼しています。

Number586号の金子達仁氏のコラム 「いつかどこかで-阪神優勝の夜」のなかで
シーズン優勝後のインタビューの内容に触れられて、「ところが、唯一その選手だけは、すでに意識を未来
に向けていた。」と金本の発言を引用されます。「今年の目標は赤星に、、、、、、、、、、。来年は初球から
ガンガン打って、赤星に盗塁王をとらせないようにしたいと思います。」ジョークに満ちた言葉から、金子氏は
「その言葉を聞いた瞬間、わたしの全身に心地よい鳥肌がたった。来年?優勝が決まったばかりで、もう来
年?日本シリーズさえ始まっていないのに? あまりに異質な言葉が、意外なぐらいあっさりと聞き逃されて
次の質問が始まっても、鳥肌は消えなかった。 恐るべし、金本知憲!
更に続けて、「だが、たとえ数字が今よりももっと悪かったとしても、わたしは、あの瞬間にあのコメントを出せ
た金本という選手を心の底から尊敬する。野球選手としてではなく、人間として、30代の男として尊敬する。
爆発的な歓喜と圧倒的な安堵の中で未来を想うことの難しさと偉大さを、これまでのワールドカップで思い知
らされてきた人間の一人として」、、、「彼がいることで、そして彼の意識が周囲の仲間たちに伝播していくこと
で、阪神はこれからも変わっていく。」

この記事を読んだとき、ほんとうにうれしかった。そして、金本という玄人からは絶賛される選手が、何故誉め
られ、星野監督が「タイガースに来い」と強く求めたのか、理解できたように思えた。

そして、今日のスポーツ報知の裏一面の金本の談話記事
「今やから言うけど、サヨナラ本塁打を打った直後に、三塁コーチの岡田さんが泣いとった。第4戦で藤本がサ
ヨナラを決めたときも、岡田さんの目が涙目になっていた。あの姿を見たら、この人は野球がほんまに好きな
んやなと思った。来年も、タイガースは大丈夫。星野さん、見とってください。日本一目指して頑張ります。」

星野監督の辞任を知って(しかも報道が先行)、監督がミーティングで頭を下げて説明してくれた時、呆然とし
たという金本が、星野監督に抱きしめられて感激した金本が、前を向いて、来年を見つめています。

タイガースの若虎たち、「身体が動かなくなるまで、フルイニングにこだわって戦い続けたい」と言う決意に続け!

「阪神」ではなく「タイガース」を応援します!!
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