2001.03.09

日本のマスコミ

昨日、宮沢財務相の発言「日本経済は破局に近い」と言ったことについて、BBCはトップで
伝えていた。しかし、日本のマスコミは、小さなスペースをさいただけだった。
しかも、この発言に対しての見解もほとんど述べられていない。
そもそも政権をになって今まで経済政策を行ってきた人、金融再生法、公共投資優先で
走ってきた人が、具体的な政策提起もなしに「危機的だ」って、無責任すぎるし、国際的
影響なんてものも全く計算されてないということを、ちゃんと指摘するべきだ。

いまさら、あんたに言われなくても、日本の負債総額を聞けば、だれでも危機的と思うけど。
政権党の政策担当者が、ヒトゴトみたいに言って、批判されないということが、驚きだ。

イギリスのフィナンシャル・タイムズ紙は、1面トップで伝え、「経済・金融システクを根本的に
変えない限り、解決できない」という社説を掲げて、構造改革の必要性を訴えた。
なんで、日本のマスコミがこのような対応をできないのだろう。

今日発表された緊急経済対策も、証券市場の活性化策、土地流動化策なんて、今の日本
の国民の不安を解消して、大きな市場を産むとは思えない。ちょっとの金持ちの為になんで
またまた税金つぎ込むのか判らない。

マスコミは、中立であることはできなのだから、ちゃんと主張を持つべきだし、鮮明に発言
するべきだと思う。いかにも中立ぶって、実は、しっかり、現状を肯定して、保守に手を
貸してしまっていて国民からしっかりお金を取ってる某放送局の行動を検証するまでもない
とおもうけど。

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