2004.04.13

イラクの拘束事件について(いろいろな意見)

イラク人質事件臨時サイト


ほとんどの情報が集められているようです。New

軍事アナリストの神浦元彰氏のHPからです。4月11日の項です。

「この事件を受けて危険な地帯に、それを承知で行くのだから、それは自己責任という考えが広がって
います。NGOやNPO関係者は危険を予知し、それを自らが防ぐ行動が必要という意見で、それをしな
ければ無責任だという考えです。一見、正しいように思えますが、パレスチナで虐殺を防ぐために、NGO
の人が人間の楯になるために世界各地から集まっています。彼らは無責任でしょうか。東南アジアや
東アジアで多くの人が虐待されたり、人権を踏みにじられているのに、そこが危険だからと我々が無視し
ていいでしょうか。私は危険であると認識しても、行くときは必ず行きます。もし現地でゲリラに人質となっ
ても、私の生命を守るために交渉してくれとはいいません。殺されるときは毅然として死にます。もし苦しん
でいる人がいれば、自分の命を賭けて助けることが日本人の誇りだと思うからです。今回の3人を助けた
のは、まさに高遠さんのような活動があったらです。日本の政府が助けたわけではありません。今までの
高遠さんの活動を無責任と非難しますか。私は尊敬します。」 http://www.kamiura.com/new.html

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http://www16.tok2.com/home/sherko/
ジャーナリスト 常岡浩介氏のHPからです。4月12日 http://www16.tok2.com/home/sherko/
「人質がまだ解放されていないのに、米軍当局は
「誘拐犯を処罰する」と宣言した。
これで、この事件の性格が明らかになった。
人質を取った誘拐グループを精神的に追い込めば、
人質の身が危険になることぐらい、素人でも分かるだろう。
米軍当局は、危機管理のプロフェッショナルだ。
なぜ素人でもやらない下手を打つのだろう。
処罰宣言は、人質解放後にすれば済むはずだったのに、
その前にした目的は、他でもない。
平和的解決の妨害・阻止だ。
ファルージャで戦闘中の米軍当局としては、
自分たちの敵が同盟国の国民に対して人道的な処置をしたとなると
具合が悪いのだ。
敵はあくまで絶対的な悪であって、非人道を極めていなければならない。

モスクワ劇場占拠事件でも、ペルー大使公邸人質事件でも、
占拠グループと第三者・仲介者の間で交渉が行われ、
流血回避の方法が模索されていた。
いずれのケースでも、平和的解決がすぐそこまでに近付いていた。
しかし、政府当局はそれを許さず、強行突入を選択し、
あえて惨劇の幕引きを選んだのだ。

今回もまた、米軍当局にとって、もっとも望ましいシナリオは、
強行突入によって、人質もろとも誘拐グループを
皆殺しにしてしまうことだ。
誘拐グループはこれまでに既に、世界中に自分たちの主張を
発信することに、十分すぎる程成功した。
これは、ただでさえ現在の軍事作戦に正当性を認めてもらえない
米軍当局にとって、大きなマイナス点だ。
喋る可能性のある口を、一人として生かしておくことはできない。
そして、高遠さんら3人は、誘拐グループ以上に雄弁に、
米軍の非を追及する口なのだ。
米国は今、自由な言論、あるいは民主主義そのものを敵として戦っている。」
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私は、この常岡さんの非常にシビアな権力に対する見方に強く共感します。 チェチェンの人々がモスクワ
の劇場に立てこもったときの解決の仕方は、本当に理解できない強硬手段だった。

今回も小泉がアメリカ副大統領チェイニーに対して何をお願いしているのだろう? 彼の目には日本人など
写ってはいないのに。アメリカの兵士がいっぱい死んでるだもの。
それともファルージャの包囲を解くようにと提案した?そんなことありえないですよね。小泉、ファルージャで
何が起こっているか知らないかもしれない。自分の国のトップがこんなに信用できないって不幸だけど。

小泉はイラクには非戦闘地域があると言ってたしね。

人道支援でちゃんと非戦闘地域にいる自衛隊、ちゃんと仕事せな、イラクの人々から信用されないよ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040413-00000005-yom-int

>「待ち望んだ工事がようやく始まったと思ったのに、測量だけで止まるなんて」。
>工事は陸自と民間業者が分担する計画だが、業者さえ決まらずに活動が止まった。
>「安全は我々が保証するから、仕事を続けるよう働きかけてくれ」。
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高遠さんを慕うイラクの人たちが、拘束グループに向けて発信し、チラシにしてファルージャ周辺で
1万枚撒いた手紙
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/297

池澤夏樹 パンドラの時代 008「3人の誘拐について大急ぎで」
http://www.impala.jp/pandora/index.html

益岡 賢 「テロに屈するな」
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/terotero.html

広河隆一さんのHP(広河隆一通信)
http://www.hiropress.net/contents/


今回の拘束についてのメディアへの要望がでています。
森住卓さんのHP
http://www.morizumi-pj.com/index.html

劣化ウランのこと、高遠菜穂子さんの活動などが
紹介されています。
http://www.geocities.jp/riverbendblog/

イラク女性の日記の日本語訳   New


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